多汗症・ワキガの治療
多汗症の外来的治療で、日常生活に支障がきたさない方法として2つの方法があります。ひとつは麻酔の要らない注射だけですむ有効期間が6~10ヵ月程度の治療方法で、『BOTOXなどボツリヌスA毒素』(ボツリヌス毒素は眼瞼痙攣の治療に使用される)による治療法です。
もうひとつの治療方法は『絶縁針による電気分解法』で麻酔をする必要はありますが、ボツリヌス治療に比較して有効期間が長く、同様の方法を繰り返し行うことにより効果が増していく方法です。
多汗症とワキガで強く悩んでいる方や一回でワキガや多汗症を治療したい方には、数ミリ切開で行う『クアドラカッターによる汗腺を強力に吸引しながら切除する方法』をお勧めします。この治療ではデスクワーク程度の仕事は翌日から可能ですが7日間程度のわきの固定が必要になります。キズは小さいので、術後の傷跡は目立ちません。